【12】治療の意味
2月某日
気が付けば12回目の点滴。
京都では6回目。
朝から歯医者さんと学校に行って昼から病院。
採血採尿を終えて待っていると
看護師さんが来てくださったので話していたら すぐに呼ばれたので一緒に診察へ。
数値に特に変わりはなしということで治療室へ。
以前から疑問には思ってはいたけど、
この病院では抗がん剤点滴の際は
お医者さんががルートを取ることになっているらしい。
この日はおばちゃん看護師さんともたくさん話せた。
「私くらいの年齢の方ってここにいるんですか?」と訊ねたら、
なんとハタチの子がいるらしい。
あと「この治療に意味はあるのか」という
なんとも難しい質問をしてしまいました。
「病院は意味のないことはしないよ。
ただ効果があるかというのは私にはわからない。でも意味がないことはないよ」という返答を貰った。
意味があるのか、ということは常々考えていたけど、、、
病気の症状もなければ薬の副作用もないから
ただ病院に来て点滴をして帰るというその行為が
自分の中で謎を生んでしまっている。
自分が病気ということをまだちゃんと理解してないんやと思う
確かに抗がん剤という強力な薬剤を普通の人が使うわけがない
理屈ではわかっていても上手く追いつけない
とにかく私にできることはしっかり食事と睡眠を取って
精神状態を保つこと!と病院に通うこと!だけですね。
私は病気よりなにより本番がこわい。。。
頑張って練習する。。。ピアノが私を待っている。。。