備忘録

ブログタイトルの数字はアバスチン治療の回数

気管支炎

2016年9月某日 秋学期が始まりました。 その週の土曜日、朝から夕方まで大学で教職の講座があり、眠くなる瞬間なんか微塵もなく聞き入っていました。
マスクの下で鼻水を垂らしながら、たまにティッシュで拭き取りながら、真剣に聴いていました  


 今思えば9月の頭から調子は良くなかった。
 2週目頃から空咳をしていて、治ったと思えば次は鼻水が出てきて、咳もひどくなって熱も… 


ここからは上記の講座の日からの体調変化の記録 
 (土曜)鼻水が垂れ落ちてくる。夜中咳止まらない。咳しすぎて吐き気催す。呼吸しづらい。一睡もできない。発熱。
 (日曜)39.4度まで上がる。夕方に休日夜間診療所へ。薬もらう。呼吸が苦しいのと自分の喘鳴で一睡もできない。薬を飲み一時的に37度台まで熱が下がる。 
(月曜)再び39度台。痰の絡む咳&鼻水ずるずる 


 ということで、急遽呼吸器内科の外来予約を取ってもらい本日朝から診てもらいました。
(水曜日に外来あるし別に今日行かんでもいいやんと思ってたけど)


 尿検査、血液検査、レントゲンを終えて、呼吸器内科の診察。
呼吸器内科の女医先生、お会いするのが去年の6月振りで、めちゃくちゃ嬉しかった!
本当に会いたかったんです。
診察室で私ひとり汗かいて、ハンカチで顔やら首やら拭きながら内心ハイテンションでした。 
先生「お元気でしたか?」
 私「はい!めっちゃ元気ですよ!暑い暑い!!!」(鼻詰まりと痰で変な声)
 先生「そのようやねえ」 
私「(キャピキャピ)(?)」 


キャピキャピ()してるうちに診察が終わり、消化器内科の診察へ。
本当はこの次の日に外来化学療法のはずだったけど、
この体調ではやめておいたほうがよいとのことで1週延期になりました。
 先生、アップルウォッチ着けてた。私もほしい。
 余談は置いといて、レントゲンの結果、肺炎ではなく気管支炎でした。
とにかく肺炎じゃなくてよかったらしい。 
 てことで、10時に着き13時前には終わり、今は家でごろごろしています。
本当だったら5限まで授業です。
2、3日は無理しないで休んでねと言われたので周りに迷惑をかけないために休みます。
明日はたまたまレッスンが休講で良かった。
普段は無理するどころか究極に怠惰な生活を送っている私がこれ以上どう休めばいいんや!とも思いますが私は甘ちゃんなので休めと言われたからには思う存分ごろごろだらだらしようと思います。寝る。

 

【5】久しぶりのCT in名古屋

2016年9月某日

5回目の点滴。名古屋へ。
まずがんセンターに着いて採尿と採血。
最近採血の針が結構痛いんだけど、前からこんなんだったっけな。
血抜きながら角度変えたりされてるよ。痛いよ。
そのあとCTを撮るために隣接されている画像診断センターへ移動。
めちゃくちゃ綺麗。結構な混み具合だった。常に看護師さんが6.7人、2階のロビーの中央にいるというなんだか不思議な光景で、結構な音量でわいわいしていらっしゃって若干むむむってなったのは否めないけど担当の看護師さんが丸めで笑顔が素敵で手がすんごい気持ちよくて(もちもちすべすべ)(変態じゃないよ)だったので、待たされたのとか騒がしいのとかどうでもよくなっちゃいました。点滴痛かったけど。「針太いんで痛いですけどごめんなさいね〜」って3回くらい言われて逆にびびったわ。どんな針の太さだったんだよ。ちょっとチクっとしますよ〜のほうが心に優しい。
最後にCTを撮ったのは去年の12月で、なんと約9ヶ月ぶり。造影剤嫌!こわい!っていう記憶が強かったけど、思ってたよりは気持ち悪くならなくて安心した。記憶ってこわいなあ。けど出来たら造影剤したくないって気持ちはある。

CTが終わり、お会計をして再びがんセンターへ。
診察で血液検査の結果を見て特に問題なしということで化学療法センターへ。今日は美人の看護師さん(私の中でおのののかと呼んでいる)担当じゃなかったけど針を刺してくれたのはおのののかだった。相変わらず美人でした。この日は血液検査と造影剤の針が痛すぎたから点滴の針は全然痛くなかった。ありがとうおのののか。刺す瞬間はさすがにこわいけど慣れてきました。

点滴が終わって、CTの結果を診察室で。
肺は一部縮小、肝臓は一部増大
ということで、終始深刻な雰囲気でした。主治医の先生、看護師さん、母、シーーーーーン。あんなに居心地が悪くて重苦しい空気はない。私だけがそう感じただけかもしれない。
当事者の私1人笑い出しそうで…いやもう自分でも意味がわからないんだけど…なんか、うまく理解できなくて、うーん…とにかく目が乾燥してた…ふざけてないよ…
ショックではなく、かと言って嬉しいわけでもなく。
(私の心の中)え、みんなコレどう思ってんの?エ??やっぱりショックなんやんな??エ??私どういう反応したらええの?アーーー帰りたいよー!!!汗汗汗

で!そんなことよりも(え)遂に京都の病院で治療できることになりました!うれしい!なので、次名古屋に行くのは3ヶ月後のCT。12月まで先生と会わないのに、最後すごい冷たかった気がするんや…気のせいかな…気のせいであってほしいな〜先生〜〜〜!

とりあえず京都の病院は、夏休み中か明けかはわからないけど治療のスケジュール的に9月中には行くのかな。ずっと戻りたい戻りたいって思ってきたけど、いざこうなると緊張してきた。

 

【4】親知らずのせいでまだ名古屋

2016年8月某日

連日の本番(ピアノ)を終え4度目の点滴を打ちに名古屋へGO

本当は3クール目が終わった時点でCTを撮って4クール目からは京都に戻れるはずだったけど、私の親知らずのせいで予定がずれてずれて未だに名古屋の病院に通っています。自分を恨みます。(しつこい)

治療を始めてから初めて先生の外来担当日に来た。いつも私のために診察室に来てくださっていた先生ありがとう…
採血採尿して、久しぶりに長い時間待った気がする。
採血の結果は特に異常なし。次回撮るCTの予約ががんセンターでは取れなかったため、隣接されている施設で予約を取ってもらった。
そして治療室へ。前々回の美人な看護師さんが担当。いつも針を刺すところは手の甲側の手首だけど今回は初めて腕の内側(採血する場所あたり)に刺してもらった。手首と比べると、動かすのが少し不便だけど驚くほど痛くない!ありがたい。無事に終了。
お会計して、隣のクリニックにCT予約の確定に行った。すっごい綺麗な内装で優雅にモーツァルトが流れていて受付のお姉さんも綺麗だった〜

それで先生「CTの結果みて京都の病院にお手紙書くからね、それでいい?」ってことで、次のCTの結果次第で京都の病院に戻れることに。まだ確定してないけど嬉しい!!!とりあえず名古屋で9月の頭にCTを撮り、その日に点滴もする。ん…?ということは採血、造影剤、化学療法、針のトリプルパンチ。やだよ〜。
これからどういうスケジュールになるかは全然わからないけど、次回で名古屋は一旦終わりかな。嬉しさ100だけど寂しさもある。寂しさ40くらいはある。でも嬉しさは60ではない。ちょっとよくわからないけどそういうことです。

【3】椅子の上で正座in名古屋

2016年7月某日

5週間振りに病院へ。

朝から授業受けて、12時に学校を出て、
病院に着いたのが14時半。

検尿と採血をして、
1時間は待つと思っていたから、談話室で勉強していたら
20分経ったくらいで看護師さんから電話がかかってきて急いで診察室へ。
申し訳ない。

血液検査は問題なし。
歯医者のこと、肌荒れに対する嘆きを先生にぶつぶつと。
あと、体重について。
ピーク時から5キロ近く減り、
いつもは一定の体重まで減ったら大抵リバウンドするのに今回はしておらず。
何故体重が減っているかと言うと
週の半分以上家に帰るのが21時過ぎでご飯を食べる気力がなくなってしまっているのと夏バテ。
ただ、食べるときは結構暴食するしジャンクフード大好き。
だから肌荒れ治らないんだよなあ。
肌荒れの理由は明らかなのである。

診察が終わり化学療法室へ。
前回椅子にして失敗したから次はベットにしようと思っていたはずなのに何故かまた椅子にしてしまい
案の定、椅子と机の高さが合わず
正座してノートを書いていたら担当の看護師さんに「若いのに正座してると思ったらそういうことね(笑)」と笑われた(笑)
次からは絶対ベットにすると誓いました。

今回も、前回と同じ針で刺してもらいました。
点滴の針ってなんであんなに痛いんだ。

40分程で全て終了し、病院を出て、
名古屋でお買い物をして、家に着いたのは23時前。

次の日、いつも起きれない。
いつもなら1限(一応空きコマ)から行くけど、この日は2限から行った。
起きれないのは、95%心の問題だと思っています。
ちなみに自覚している副作用はありません。
血圧もほぼ毎日測っているけど高くなる気配はないし、鼻血も出たことない。

というわけで、次は8月中旬に受診。9月の頭にCTを撮ってその結果次第で、これからの予定を決めます。

 

 

【2】全休なのに名古屋

2016年6月某日

授業が休講になったので
大学生活3年目にして初の全休でした。
病院のために学校休まなくていい、急がなくていい、
という嬉しさと、
折角の全休なのに病院、
という虚しさ。


受付→尿検査→採血→レントゲン→診察

今回採血をしてくれた方は淡白だった。
ちょっと悲しい。さみしい。
その代わり生理検査の受付の方が親切だったのでプラマイゼロ(?)

診察室に呼ばれ、レントゲン画像を見て
「前の画像と比べると影がちょっと目立たない気がするんだよねえ」
と先生は仰ったけど
私は内心「気がするってなんやねんほんまかいな」としか思えずただの気休めだと思っています先生ごめん

それで先週から親知らずが痛い旨を伝えたら
「ちょっと見せて!」と言われ
先生(注:薬物療法科)に診てもらい
「これはだいぶ痛いでしょ、抜かないとだめだよ、歯医者行って抜いてもらってきてね。絶対行ってよ~約束だよ~」
私「😱」

ということで治療スケジュールをずらし、
もし切開が必要な抜歯の場合、アバスチンで血が止まりにくくなっているので7月X日以降でないと切開ありの抜歯は出来ないということになり次の治療は7月Y日に。

そして本当は7月下旬にCTだったけど、
それでは薬の効果が判定出来ないので8月下旬に…oh…なんてこと…
CTが終わらないと京都に戻れない…

私の勝手な予定では、
7月上旬に名古屋で3クール終えて
7月下旬には京都に戻るはずだったんです…
クソ…親知らず…
まあ私が勝手に考えた超超自己中スケジュールなんやけど…

で!その週末に歯医者さんに行ってきたんですが
まだ抜かなくていいよと言われ…
なんじゃそらーーー!!!


話戻ります

血液検査の結果
問題ないということで治療室へ。
2回目からはベッドか椅子か選べて、
今回は椅子で!

「前回刺したところが痕になってるんですけどこれってしょうがないんですかね」
と看護師さんに訊ねたら
「メーカーが違うだけで殆ど一緒なんですけど針の種類変えてみましょうか~」
ということで針の種類を変えていただきました。
後日見てみると、針の痕、全然分からなかった。
あと気のせいかもしれないけど
点滴中の針の痛みも前回よりマシだった。
看護師さんに感謝です。
すごく感じが良くて
いろいろ配慮してくださって
とっても親切な方だった。そして美人だった❤︎

アバスチン、2回目からは30分だけど、
実質1時間近くは点滴してた。気がする。
15時過ぎに病院に着いて、17時前にお会計。
サッサと終了。

言いたいことはただ1つ、親知らずのあほんだら

 

 

【1】外来化学療法初日

2016年5月某日

午前の授業が終わり急いで京都駅
新幹線に乗ること約30分 名古屋駅到着
さらに地下鉄で約30分 自由ヶ丘到着
がんセンターまで徒歩7分
ゆるい坂が地味にしんどい。余裕で息切れ。運動不足こわい。

14時前に病院に着いて採血。
私があまりにも暑そうで息切れしているから
落ち着いてからでいいですよと気遣っていただき
その間も採血中もお話できて嬉しかった。
病院では親、主治医の先生、看護師さんとしか喋らないから若い方とお話しするのが新鮮だった。

採血が終わり1時間程待って15時過ぎに診察。
血液検査の結果問題なしということで治療が出来ることになったので今回使う薬の説明を受けた。

やっぱりまだどこか他人事なんだよ。
わかったつもりではいる。
どうしたら理解できるのかわからない。

血液検査は特に問題なし。
白血球が高いのはいつものことだけど前回よりも少しだけ高くて、風邪とか引いてる?と聞かれたけど喉が乾燥してるくらいだから腫瘍のせいなのかな、わかりません。まあ大したことはありません。

ということで無事に治療を受けれることに。

初の外来化学療法センター。
綺麗すぎてびっくり!!!
もはや別世界!ほんまに同じ病院なん?というレベルで笑

初回なので90分ベットで。
看護師さんから再度薬の話や諸注意を聞き、遂に針を刺す時が。
点滴の針、本っっっ当にこわい。
一定の角度で置いておかないと痛い。
感覚もだけど視界に入るのもこわい。

点滴始めて最初のほうは、
看護師さんから体調のチェック、
薬剤師さんから薬の説明、
事務の方から外来化学療法センターの説明など、
人の出入りが多くふむふむ聞いていたのですが、
説明も終わると一気に暇に。
テレビは見放題だけどつまんなくて一瞬で消した。
なのでゲームをしたりネットを見たり。
最後の方は寝てた。
16:00頃開始、17:30頃終了。

今の所、副作用と思われるものは何もない。
ただ、次の日は学校休んでしまった。
あれだけ休みたくなかったのにぽんっと休んでしまった。
どうしても行けませんでした。屑。

そして3クールまでは名古屋で治療することに。
チキンでヘタレな私は先生に言えませんでした。
遠回しに「6月名古屋来るの厳しいです(嘘ではない)」と言っても、
先生「それじゃあまた都合いい日連絡してね~」
という感じで、安定してからだね~
と言われてしまったら何も言えないということで…。

 

気が付けば確定診断がおりてから一年が経とうとしていて、
この一年間色々なことを自分の中で考えたけど
何が起こっても結局自分は自分以外の何者でもなく、病気になっても所詮私は私なんだな…と良い意味でも悪い意味でも知ることができました。どっちかというと悪い意味でのほうが多かったかな。私は弱いままで、相変わらず逃げることばっかり考えている。
19歳から20歳になったけど、ただ歳を重ねただけで、成人になったからって中身は何も変わってないし寧ろどんどん幼くなっているのは気のせいか。人間いきなり変われるわけもないけど。
素敵な先生や看護師さんに出会えたことは心から良かったと思っているので悪いことばかりではない。これだけは本当に心から言える。

重く受け止めすぎず時には気を抜いて付き合っていこうと思います。私の場合は気を抜きすぎるのが問題なんだけどね!

 

 

定期検査

本当は5月の末にCTの予定だったけど、私の大学は5月2日(世間は平日)が休講日で、極力授業を休みたくなかったのでこれはチャンスと思って変更してもらった。私は前倒しのつもりだったけどCTは普通に5月末で変更なしだったらしくこの日はなんだったんだ…という感じでございます。
(今思うと、そんな急にCTの予約なんて入れれんわなって感じです。土下座)

てことで血液検査とレントゲンからの診察。
去年の7月にこの病院で初めて撮ったレントゲンと比べると肺の影が目立ってきたらしい。相変わらず自覚症状はなしなので治療はしませ〜んって思っていたんですが。
診察室を出てから看護師さんと喋っていて、突然治療しますってなった。気分屋も大概にしてほしい(←自分のことだよ)
主治医の先生にも看護師さんにも申し訳ない。はっきりせんわぼーっとしてるわ自分の体調に無頓着やわ急に治療決めるわ迷惑な患者やと思います。

理由としては、絶対に今じゃなきゃいけないっていうわけではないけど、今ならまだ、何かを決めようとする気持ちに余裕があると思ったので。来年になれば始めようとはならないと思ったので。

正直一番の理由は前の病院のことが大きくて、投薬するのは前の病院でも出来るよって言ってくださっていたのでこれはチャンスだなと(まじで戻りたくてしょうがない)。今の病院が心底嫌なわけではない。先生も看護師さんも優しいよ。でもやっぱり前の病院の先生と看護師さんがとっても親身的になってくださってたからどうしても比べてしまうというかなんというかゴニョゴニョ

そういうことで5月末から治療することになりました。分子標的薬のあれをします。アバス◯ンします。ア◯スチンです。

京都の病院でお世話になるには初回を無事にクリアしないといけない。初回から京都でもいいとは言われたけど最初はやっぱりこっちの病院で様子見たほうがいいんじゃないかなって言われたので…
愛知の看護師さん&母「最初はここでしたほうが安心じゃない?」
私「何が安心なんですか?」(←バカ)
むしろ家から遠いし、しかも関西じゃない土地の病院のほうが安心じゃないけど…前の病院のほうが私の気持ち的には安心できそうやけど…。がん専門病院やから、ってことですね。今回はとりあえず…渋々…初回だけ…初回だけ!名古屋行ってきます…。甘く見過ぎかなと反省もしておりますがやっぱり名古屋は極力行きたくない

てことで行ってきました
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